弁護士の業務とは?

弁護士の業務は、主に法律事務ないし法務である。これはいくつかの観点から分類が可能である。

一般民事、企業法務(広義)、刑事その他

一般民事とは、主として私人から依頼される民事上の法律問題を扱うカテゴリーである。過払い金返還のように依頼者が私人であり、相手方が企業であっても一般民事とカテゴライズされるのが一般的である。一般民事はさらに、例えば民事事件、消費者事件、家事事件、損害賠償請求事件、労働事件(労働者側)などの分野に分かれている。
企業法務とは、主として依頼主が法人たる会社である法律問題を扱うカテゴリーである。相手方は法人だけでなく私人となることもある。企業法務は、例えば商事事件、労働事件(使用者側)、渉外事件、企業統治、ファイナンス、M&A、税務などの分野に分かれている。なお、会社組織は数万人の社員を擁する場合から、一人会社の場合まであり、例えば個人事業主の貸し金回収などは、場合によっては一般民事とも考えられ、その区別は相対的なものである。
刑事とは、主として被疑者や被告人の弁護を扱うカテゴリーである。公判における法廷活動だけでなく、不起訴に向けた活動、示談交渉や保釈請求、勾留中の被疑者被告人と外部との連絡役なども含まれる。
その他のカテゴリーとしては、行政事件や人権に関わる事件などがあると思われる。しかし、依頼主によって一般民事ないし企業法務との位置づけも可能である。(もっとも、公共団体等からの依頼であれば、一般民事でも企業法務でもない分野とはいえよう)結局のところ、各分野は相互に重なり合う部分があり、その区別は基本的に相対的なものである。

▲トップへ戻る

Copyright © 2009 弁護士 All Rights Reserved.